脂漏性皮膚炎と間違えやすい皮膚疾患
脂漏性皮膚炎と鑑別が必要となる疾患
1.アトピー性皮膚炎
2.接触性皮膚炎
3.尋常性乾癬
4.酒さ・酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎
上記に挙げた間違えやすい疾患についてごくごく簡単に解説。
▼1.アトピー性皮膚炎
脂漏性皮膚炎では鼻部,鼻唇溝が好発する部位に対して、アトピー皮膚炎では同部位が白く抜けて見えることが多く脂漏性皮膚炎と対照的といえる。
▼2.接触性皮膚炎
急性湿疹なら、小水疱や漿液性丘疹を伴い見分けは比較的容易ですが、紅斑が主体の場合は見分けが難しく、間違った自己判断をするケースが多い。接触性皮膚炎の場合は眼瞼縁にまで皮疹が及ぶことが多い。
▼3.尋常性乾癬
頭皮のみに皮疹が限局している場合は皮膚科専門医でも判別しにくい。顔面に生じた場合は口周り、眼周りとの境界が明瞭となる特徴によって見分けがしやすい。
▼4.酒さ・酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎
脂漏性皮膚炎と同様、鼻唇溝,頬部,眉間が好発部位だが、火照り感を伴う。紅斑性酒さでは丘疹や膿疱はないため紛らわしいときもある。酒さ様皮膚炎・口囲皮膚炎は脂漏性皮膚炎の治療中に外用薬の影響などにより症状をきたすことがあるので要注意。
ウクエとお薬との併用も問題ありません。
その際は、お薬を先につけ(※お薬により異なる場合有)ウクエを重ねづけしてください。
お肌の様子を見ながらゆっくりと少しづつ、お薬を減らしてください。
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